事例142(基礎打ち継ぎ部の汚れ)
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
昨日、基礎でストップしている現場を見ました。
理由は業者の倒産。
依頼した会社が倒産すると
施主はいろいろな面で不利益をこうむります。
業者の見極めはこのような事でも重要です。
■(1)今回の事例_________________
・「基礎打ち継ぎ面の汚れ」
________________________
◆写真解説 ↑クリックすると拡大します
基礎立ち上がり打ち継ぎ面の汚れ。
コンクリートの小さな破片が多く散乱し
コンクリートの一体化を妨げる。
◆内容説明
写真の例は鉄筋の位置が悪かったため
多少曲げて修正した際に、
コンクリートの破片が出てしまった。
この面はこれから2回目のコンクリートが
流し込まれる面であり、汚れていれば
一体化を妨げる。
コンクリートの表面は一体化を妨げる
レイタンス
(コンクリートの打込み後に内部の微細な
粒子が浮上しコンクリート表面に形成する
ぜい弱な物質の層)が発生しやすく
清掃してから型枠を組むことが基本です。
◆対策
職人さんの教育。
打設前のチェックが必要です。
===========================
■(2)編集後記
大手の会社は安心でしょうか?
・・・いいえそうでもありません。
現場の品質という問題より
契約、見積もりなどのトラブルを多く耳にします。
会社が大きければ社員も多い。
営業などは販売委託というかたち
いわゆる「外注」で社員でないこともある。
当然ですが人によってのばらつきがあります。
ノルマに追われ無茶な契約、金銭要求が
現実多いです。
先日直接面会して聞いた
「大手だから契約などに対し無防備でした」
という被害者の言葉が頭に残ります。
多くの人は家は一生に一度しか建て(買わ)ないし
金額が高額なため
次に気をつければいい
というものではありません。
これに関連する訳ではないですが
3月7日(土)横浜市中区でセミナーを行います。
私が話す内容は1時間程度で
内容は 「業者の見極め方」・・偽りを見抜く
日常の業務からの統計を取って
業者を見極め、嘘を見抜くコツをまとめたものを披露します。
セミナーに参加すれば
すぐに使える「相手を見極める10の質問」などを
知ることができます。
セミナー時間は 13時30分~16時 私はこの中の1時間
会場は 横浜技能文化会館 http://gibun.jp/gibun/index.html
参加費 1人 500円(資料、飲み物代)
詳細は主催者の案内ができましたらご案内します。
主催者は横浜の住宅検査セイソク
代表の 進藤氏の講演も1時間あります。
知っているようで知らない基本的な住宅購入時の知識などの
話が聞けます。
セミナーに参加しても売り込みなどは一切ありません。
私のブログ(このメルマガのバックナンバー)
も毎日多くの方に見ていただき関東方面の方と
直接交流できる機会になるかなと思っています。
セミナー終了後フリーディスカッションできる時間(15時30分~16時)
も設けています。
定員28名
現在予約は当社まで→ info@ie-kensa.com