事例228(床づかの位置)
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
今年も残りわずか
仕事できる日を数えると
焦りがでます。
年内は28日まで現場に出ますが
すでにこの日は予定が一杯。
29日にも1件、過去検査したお客さんからの紹介で
何とか来てくれないかと言われて調整中。
すっきり新年を迎えるために
仕事整理したいです。
■(1)今回の事例_________________
・「床づかの位置」
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◆写真解説 ↑クリックすると拡大します
木造の床組。
床づかが大引きジョイント直下にある。
規定ではこの位置にあるのはNG。
◆内容説明
一見、問題なさそうなことですが
公庫仕様書には束の位置は
「継ぎ手から150mm内外持ち出した位置」とある。
継ぎ手はN75の釘2本打ちなどでしっかり固定し
床づかは所定の位置でしっかり緊結します。
大引き以外、梁なども柱上で継ぎませんね。
束や柱の位置で継ぐと
継ぎ手や束、柱端部の固定が十分出来ないためです。
写真をよく見ると不安定に見えます。
(写真左の木が大きいのは土台が延長している)
今回の例、釘の種類も「プラ束」の製造メーカーが
指定しているものと違います。
規定を知らないために起きる事例です。
◆対策
基準、規定を理解している大工さんも大勢いますが、
中には自己流の方もいます。
基準を教えたり、現場検査をすることが大事です。
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■(2)編集後記
年末のこの時期ですが準備が完了し
当社の3番目の仲間
「住宅検査 関西」がオープン
http://aoyama.la/
住宅の検査はもちろん全て出来ますが
特に強いのは中古住宅検査や雨漏り調査。
雨漏りに関しては
今後、いろいろ私も相談できそうです。
最初に依頼を受けた完成1回だけの検査
(中古、建売完成、欠陥調査など)
では私が出張し一緒に検査行う予定です。