事例197(鉄筋の間隔が広い)
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
エアコンを使う頻度が減りました。
北と西の窓、南の入り口を開けると
今日も涼しい風が入ってきます。
■(1)今回の事例_________________
・「鉄筋の間隔が広い 」
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◆写真解説 ↑クリックすると拡大します
基礎立ち上がり補助筋(縦筋:赤矢印)
のピッチが広い。
300mm以下のところ350mm程度ある。
◆内容説明
図面での指示は間隔300mm。
法的(告示1347号)にも間隔300mm以下で
施工する必要があり違法です。
全体的ではなく数箇所の部分で広かったので
単純なミスだと思われます。
デジカメの普及で、
最近は施主さんが施工写真を撮っていることが珍しくなく、
あとから写真をみておかしい箇所を発見することがあります。
基礎は重要な部分、瑕疵を出したらあとが大変です。
◆対策
現在、瑕疵担保履行法(欠陥保険)が動き出し
現場の検査をこれだけに頼るケースがあります。
この検査は細部まで見ないことが多いので
社内検査、第三者検査を確立してください。
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■(2)編集後記
ニュースを見て思いましたが
もし、自分が新型インフルエンザにかかってしまったら。。。
検査どころではないですね。
何日、仕事が止まるでしょうか?
かかってからでは遅い。万全ではないですが
やはり、予防を心がけることが大事ですね。
最近、住宅紛争にかかわることが急増しています。
あまりの多さに数を数え切れません。
事例を分析して思うことはやはり
欠陥住宅の紛争も
起きてからでは手遅れのケースが多い。
購入前、工事中の
予防の大切さを広めていきたいですね。