事例183(筋交い中央部の節(ふし))
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
今日もかなり湿度高いです。
こんなに空気が湿気ていると体もすっきりしませんね。
■(1)今回の事例_________________
・「筋交い中央部の節(ふし)」
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◆写真解説 ↑クリックすると拡大します
筋交い中央付近の抜け節。
この部分の節は地震時の圧縮座屈で
折れやすい。
◆内容説明
建築基準法施行令 第41条に
構造耐力上主要な部分に使用する木材の品質は、
節、腐れ、繊維の傾斜、丸身等による耐力上の欠点が
ないものでなければならない。
とありますが、
木には節があり、無駄なく木を使おうとした場合
現実的ではありません。
ただ、「筋交い」に関しては
中央部付近の節は解説にもあるように
破壊につながりやすく、材の選定が必要です。
◆対策
この問題を避けるため
余裕を持った耐震設計を行い
柱が破壊するような変形が起きないようにするのも
対策の一つです。
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■(2)編集後記
今週、長野県上田市にある
「おうちとしょかん」を見てきました。
http://www.ouchi-tosyokan.com/
内部は
建築に関する本、雑誌が読める、借りれる。
磯野家の模型があるなど
確かに図書館です。
建築会社が運営していますが
とっても入りやすい。(これ大事ですね)
建築など専門誌は価格は高めで
買ってまで・・と思う人が大半ではないでしょうか
勉強したいという人には
とってもいい施設だと思います。