欠陥住宅事例104(土台ジョイント不備)
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
今日、午前中検査に伺いましたが
いつもより涼しかったです。
■ 今回の事例__________________
・「アンカーボルトの位置が悪い」
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今回から、写真を拡大できるようにしました。
(以前のものは時間があれば対応したいと思います)
写真解説:木造の土台ジョイント部、
アンカーボルトの位置が悪い。
右側が左側を押さえているが
アンカーが左過ぎて押さえがきかない。
基礎と躯体をつなぐ重要な部材
「土台」のジョイント部。
写真を見て頂くと
右側が左側の上に一部載って
上から抑えています。
つまり抑え側の右側にアンカーボルトがないと
きちんと固定できないのに
アンカーボルトはジョイント部にあり
抑えの効果はありません。
押さえが悪いと地震時などに基礎から
浮き上がる可能性がありダメです。
◆対策
土台のジョイントと基礎のアンカーボルト位置
の計画が悪いか
施工ミスがあると今回のようになります。
計画時は口をはさみにくいので
施工者側での図面チェックがまず一番です。
施主側にしたら
「アンカーボルトの位置大丈夫ですか?」
などと注意を促すなどが有効でしょう