欠陥住宅事例82
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
柱の引抜き防止金物
~ビスの施工不良2
■今回の事例___________________
・「構造金物のビスの施工不備2」
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写真は1階の柱上で
この金物は本来、柱と梁を緊結する役割なのに
柱にはビスが1本だけでほとんど梁どうしを留めて
しまっている例です。
今回の原因は
金物が1種類しか現場になかったため起きました。
引抜き力によって金物の種類が違いますが
同じ引抜き力でも金物は何種類かあります。
現場によっては梁の高さや取り付け可能位置が
いろいろで1種類の金物ではうまく付かない
ケースもあります。
今回、
「材料がないからただ、付けておいた」
という言い訳を聞きました。
付いていればOK?
良いわけないです。
◆対策
先回と同様です。
これは、算定(計算など)を間違いなくして
きちんと図面を書く。
そして、現場での全数検査が重要です。
この部分、確認の中間検査では
金物図面チェックはおろか
全数のチェックもありません。