事例124(釘が打ち抜けた)
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
昨日、今日と暖かいですね
「小春日和」外は気持ちいいです。
■ 今回の事例__________________
・「釘が9mmの合板を打ち抜いた」
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写真解説:↓ 下記
2×4 耐力壁の釘が9mmの厚さの
構造用合板を打ち抜いた例です。
この私でもはじめて見た例です。
建築現場ではほとんど釘は機械打ちします。
エアーの強さの調整が難しく、
釘頭が出ると手打ちしないとダメなので
強めに打つ大工さんが多いです。
厚さ9mmの合板では釘のめり込みは
2mmが限度でこれ以上めり込むと
釘付近で破損しやすくなり弱くなります。
合板以外の構造用面材では
釘のめり込みの許容が0や1mmと
厳しいものもあります。
釘打ちは
丁寧さが構造的な強さにつながります。
◆対策
大工さんは「たいしたことない」と
思っている方が多いでしょう。
事前に指示するか、
施工当初のチェックが有効です。