欠陥住宅事例107(梁接合部ボルト忘れ)
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
事務所付近、大雨の影響はありませんでしたが
愛知県はかなり多くの住宅が被害を受けました。
岡崎市など多くの現場を今まで検査させて
いただきましたが、どうなっているか心配です。
浸水による影響の事など被害について
何かありましたらご相談ください。
■ 今回の事例__________________
・「梁端部のボルト入れ忘れ」
_______________________
写真解説:梁端部接合ボルトの入れ忘れ。
(青線のようにボルトが入り緊結する)
うっかり忘れる事がある。
忘れにより起きた事例です。
ナットの締め忘れはよくあります。
金物が多く、材料が足らずにあとからやろうと
思っていると案外忘れます。
建築基準法施行令47条
構造耐力上主要な部分である継手又は仕口は、ボルト締、
かすがい打、込み栓打その他の国土交通大臣が定める
構造方法によりその部分の存在応力を伝えるように
緊結しなければならない。
に違反しますが、
法うんぬん というよりは
明らかにダメな事はわかりますね。
◆対策
金物の全数検査しかないですね
印を付けて検査する会社も多いようです。
私はひたすら1つずつ目視です。
============================
■(2)編集後記
もめごとを多く処理している立場の私が共感した
内容のメルマガを引用させていただきます。
フリーパレット集客施設研究所主宰 藤村正宏さんの
8月7日のメルマガより一部を引用
(ここから)
「自分がかかわらなくてもよいことには
こころを動かされないことです。
聞こえても聞こえないふりをするくらい。
かかわり過ぎないことです。
求めすぎてもいけません。
言わなくてもよいことは、言わないことです。
これが、流れに乗って生きるということです」
なんかボクたちは
たいしたことないことにすぐ腹を立てたりして
「言わなければ、気が済まない」
「一言文句いいたい」
「クレームをつけたい」
ひどい場合には
「訴えてやる」
訴えるなんて、よほどのことがない限り
しないはずなんです。
流れに乗っていると
「ま、いいか」
「すんだことだし」
「別にたいしたことない」
と心の動揺が収まるんですね。
「勝ち負け」
「損得勘定」
常に価値観がそういう人たちは
どうでもいいことに対抗意識を燃やしたり
くだらない競争意識とくだらないプライドで
自分の価値を、どんどん落としていく。
口ばかりで行動しない。
結果、成果も出ないで、また不平不満。
個人も会社も、こういうのってある。
結局、自分の良いところを
積極的に枯らしているんです。
「人間ですからどうしても「欲」があります。
それはそれで、必要なことだし、正常なことです。
でも、度を超さないことが大切です。
焦らずに、流れに乗っていると、必ず夢もかないます」
(ここまで)
どうでしょうか
「自分の良いところを
積極的に枯らしているんです」
妙に私は納得しました。
最近、一部のお客様やハウスメーカーさんの社員は
度を超す人が多いですから・・