欠陥住宅事例103(屋根下地の重ね不足)
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
仕事が片付かなく、休みなのに
午前中書類整理です。
■ 今回の事例__________________
・「屋根下地防水紙の重ね寸法不足」
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写真解説:屋根下地ルーフィングの重ね不足。
写真の赤矢印が付くように重ねないと、
雨漏りの原因になる。
瓦など屋根材の下に必ず施工し
防水の役割をする「ルーフィング」
その重ね幅が不足している例。
下から張り上げてきてジョイントは防水機能を
果たすため100mm重ねます。
写真を見るとわかるように
材料には印も付いていているのですが
急いで施工するためか
このようになってしまったのでしょう。
参考に施工例が載っています↓
http://www.tyvek.co.jp/construction/product/roofliner/construct/
屋根防水の最終の「砦」
あとから見えなくなる部分だけに
きちんとした施工が必要です。
◆対策
この工程での検査はタイミングが難しいです。
すぐに仕上げ屋根材を載せてしまう時があるからです。
高所でもあり、ご自身での検査は
あまりお薦めしません。
検査員か監督さんへ任せましょう。
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■(2)編集後記 (普段はメルマガのみに記載)
ホームページに掲載してある
「欠陥写真」153枚目になりました。
それを解説している この
「欠陥住宅事例1000連発」は103号となり
最近、これら(バックナンバーブログ含め)を見たから
「自分で欠陥を発見できた」
というお礼のメールを多く頂いています。
役に立てて嬉しいです。