事例128(鋼製束ビス打ち忘れ)
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
12月は完成現場が多く
毎日、完成検査に追われそうです。
■(1)今回の事例_________________
・「鋼製束固定ビス打ち忘れ」
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◆写真解説 ↑クリックすると拡大します
1階床を支える鋼製束
大引きにとめるビスの打ち忘れ
◆内容説明
ビス固定が悪いと
大地震時にこの部分が外れ
鋼製束が倒れることによって
床が落ちる可能性があります。
阪神淡路大震災のとき
よく起きた事例のようで
市町村が行っている耐震診断のチェック項目
に床組の固定が入っています。
(昔は鋼製ではなく木ですが)
固定するビスの数、種類は製造メーカーが
決めていまして、
4本固定が多いようです。
今回の写真のビス打ちですが
見えない部分の側面に2本とめてあっても
下部は穴4つあるうちの
最低2本は必要です。
◆対策
故意の手抜きは別としまして
4本ビスをとめるところ勝手に2本でいいと
判断することがあるでしょう。
工事中、もしくは完成後に確認するとよいです。