欠陥住宅事例115(シャブコン)
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
今日は仙台にいます。昨日は東京。
共に人前でのプレゼン、セミナー。
最近、やっていないのでぎこちなかったです。
■ 今回の事例_________________
・「シャブコン」
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写真解説:最初は柔らかいコンクリートをポンプ
のホースへ通す。写真は基礎の中に
入れようとして外へ捨てさせている状況。
生コン※を現場で生コン車から基礎内に運ぶのに
「ポンプ車」で圧送します。
(※生コンはまだ固まっていないコンクリートのこと)
このポンプ車
最初に圧送するホース内を湿らせる
ために現場で水を混ぜてやわらかくした
コンクリートを少量通します。
これ自体は問題ないのですが
この水が大量に混ざったコンクリート
・・いわゆる「シャブコン」
捨て場が無く基礎内に入れられる
ケースがほとんどです。
少量だから問題ない
捨て場がないという言い訳を良く聞きますが
やはりNGです。
少量だから大丈夫という言い訳は通じない時代です。
消費者の意識が「偽装事件」の連発で変わってきました。
食品で賞味期限を1日過ぎても大丈夫、まだ腐らない
と思うのが造る側の本音。
1日でも過ぎたらダメというのが消費者の意識。
何事も余裕がなくなってきている。
「だいたい」でなくきちんと線引きする時代。
業者側も、今起きている偽装事件を
ひと事と考えていると
明日は我が身に降りかかるでしょう。
◆対策
これは結構、当たり前の行為になっている。
前もって注意するか
現場で監視するしかありません。