事例129(鋼製火打ち釘忘れ)
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
昨日は設計した住宅の上棟日でした。
初めて家の形が出来る日・・何か特別な感じです。
■(1)今回の事例_________________
・「鋼製火打ち・釘の打ち忘れ」
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◆写真解説 ↑クリックすると拡大します
床面などの水平剛性に必要な「火打ち」
鋼製火打ち端部、緊結のための
スクリュー釘打ち忘れ
◆内容説明
鋼製火打ちの端部緊結方法は
製造メーカーが決めています。
今回釘が未施工だったのは
・単なる忘れ
・ボルトだけでよいと勝手に判断した
どちらかでしょう。
製造メーカーは強度試験をしているため
メーカーの規定に従うことが必須です。
最近、2階床面は24mmや28mmの合板で
水平剛性を取るようになり
火打ちは小屋梁面(2階天井上)だけの
場合が多いです。
水平剛性・・耐震性に重要ですが
水平剛性の検討は2階建て木造住宅では
強制されていません。
耐震等級2以上の取得、または構造計算をすると
きちんと検討できます。
◆対策
構造上主要な部材でもあり
釘1本まで全数チェックしましょう。