欠陥住宅事例72
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
まもなくバタバタの3月が終わります。
来月は少し、余裕が出そうです。
~壁パネルの固定不良です。
■今回の事例___________________
・「2×4 壁パネル下端 釘打忘れ」
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写真解説:題名の通りです。
写真は内部の壁を構成する部分で
固定が不十分であれば
仕上がってから
壁が動く
なんてこともありえます。
また、構造上重要な耐力壁であると
今回のような未固定では耐力壁の機能を
果たさず、耐震性能も落ちます。
2×4はとにかく釘をたくさん使って木を固定し、
組み立てる工法です。
三井ホームさんの工場は一部、釘打ちを
自動化しているような話を聞いた事はありますが
ほとんどの会社は人間の手で(釘打ちの機械は使いますが)
釘は打たれます。
人間のやること
打忘れはあって当然
で忘れを防止することが重要です。
◆対策
躯体組み上がり時に
複数人での検査をすること。
釘の数が多いため、一人の検査で100%は
無理があります。
どんな工程でも言えますが・・
・職人の自主検査
・監督の検査
・検査員の検査
など3重くらいにやるのが理想です。