欠陥住宅事例98(外壁タイルの落下)
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
午後一番で行った完成検査
ものすごく暑く、バテました。
今は少し、体と頭回復しました。
■ 今回の事例__________________
・「外壁タイルの落下」
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写真解説:サイディングの上に張った外壁タイルが
剥離して一度に落下(白い部分が剥がれた箇所)
接着の施工ミスによる。
高価ですが、外壁メンテナンスを考えると一番良い
「タイル張り」
ここ数年、木造住宅ではモルタル(湿式)から
接着剤でのはりつけ=「乾式」に変わってきました。
写真の例はサイディングに直接タイルをはったもので
築2年くらいでいきなり、一度に落下してしまいました。
原因は、接着剤の配合ミスによる接着不良。
職人の勘まかせで施工したようです。
・タイルが落下したときに下に人がいたら・・・
・保証が切れてから落下したら・・・
被害が大きい部分だけに重要です。
◆対策
車でも新車は不具合出やすいように
新しい工法は、失敗の可能性が高いです。
後々の対応含め、信頼できるメーカー品を
選ぶ事でしょうか。
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■(2)編集後記(普段はメルマガのみに記載)
ここ最近、トラブル処理の仲介を多くこなしました。
ふと気づいた事ですが
お客さんは
・高い基準を持ち、
・妥協は許さない
・賢い判断ができる、
・優れた見極める目を持っている
「優れた消費者」が多くなっています。
ただ、このような方は企業側から見て
「クレーマー」扱いされてしまうケースがあります。
言っている事は「あたり前」で「筋が通っている」のに
業界特有の例えば住宅では
・現場の誤差
・職人技量や材料のばらつき
・コストの相対性(金額以上の品質を要求)
などを超えて意見を主張したり
過剰な金銭をペナルティーとして要求すると
業者はお客様として扱わなくなります。
トラブルは気をつけていても起きる事はあります。
何も詳しい説明もなく事務的に
「無理です」
「できません」と言われたら腹立ちますね。
きちんと対応してくれる業者を選ぶのと
優れた消費者なら、相手のこと、業界の事も理解しましょう。
本などである程度知識得られます。
企業は最近、クレーム対応を良く研究してます。
クレームを付けてかえって自分が損する事もあるのです。
家は気に入ったけど・・・
本当にその会社でいいのか
契約前に良く考えましょう。