欠陥住宅事例33
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
『アンカーボルトのズレ』を紹介します。
■今回の事例___________________
・基礎と躯体をつなぐ重要な役割のアンカーボルトが
横にズレた例です。
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鉄骨造のアンカーボルトはほとんどズレが許されません
それは工場で穴をあけてくるため、ズレていると
部材が入りません。
しかし、木造は現場でアンカーボルトに合わせて木に
穴をあけるためズレていても納まります。
基礎工事の際、鉄筋が中心にいるとアンカーボルトが
鉄筋に当たり、中心に入らないことあるなど
施工事情を考えると許容範囲は仕方ありません。
この許容範囲なのですが
公庫基準など公的なものには記載がありません。
力のかかる具合がいろいろで一概に言えないからでしょう。
しかし、写真のようなズレは力のかかる部分であれば
明らかにダメです。
◆対策
やはり、コンクリートを流す前にアンカーボルトを
設置しておくことと、
監督さんの確認につきます。