欠陥住宅事例1
いよいよ変更版になります。
今日はまぐまぐ審査のために書いた1回目を載せます
■(1)今日のニュース、事例
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
新しくテーマ立ち上げ1回目です。
目標1000号目指しがんばりますのでよろしくお願いします。
今日伺った現場は木造2階建てで
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構造の金物が3ヶ抜け
床や壁の構造上重要な釘の間隔も遠く、
建築基準法を守られていない地震、風に弱い建物
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この現場はが検査をする前に
業者が依頼した第三者検査が入っていました。
「検査会社が2重で入るの?」と疑問に思いそうですが
私のような施主さんからの依頼と業者からの依頼の検査・・・
2つ入れることはよくあることです。
質問ですが
「皆さんは業者が手配している検査会社を100%信用できますか?」
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批判はしたくないですがはっきり言いますと
「検査員の質によりますが信頼できません」
見ているとチェックシートだけを頼りに検査してます。
現場は全て同じではありません!
チェックシートにないものは見ないですし
チェックシートに「全数検査」と書かれてなければ構造的に重要でも
全てを見ないようです。
私の検査も「100%完璧か」ともし誰かから聞かれたら
「100%の意識で検査していますが、小さなものは見落とす事もある」
と答えるでしょう。ただ、見落とさない意識を持って現場を見てます。
業者依頼の検査でも結局は見積もりのどこかに金額が含まれているでしょう
業者がサービスでつけているような気がしますが違いますよ!
広告などで「第三者検査機関」を入れてますとかよく宣伝してますが
欠陥住宅を防ぐ目的ではやや弱く、業者に代わって10年間雨漏り
保証をする方が主目的でもあります。
【業者は保証は外注、料金は施主持ちでメリットだらけ】
やらないよりは良いという程度で理解していると良いです。
最後に
「私がなぜ欠陥部分を良く見つけるか・・・」
「今までの経験で大工さんなどが間違える箇所の傾向を知って
いるからその部分を重点に意識し見るからです」
この内容などはまた、少しづつ紹介しますね。
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■(2)編集後記 (6月13日記載)
明日、欠陥住宅のテレビ取材でコメントを述べます。
今回の事例は、私が今まで750件以上検査に携わった中で最もひどい欠陥住宅
と言って良いでしょう。
原因は設計士のミスである事がわかっていますが、直すのに莫大な費用が
かかりそれが解決へのネックとなっています。
まじめにコツコツ働いてきたタイプの施主さんで
マイホーム取得の夢を壊した業者、設計士に何とか責任を取らせ
ようと知恵を出している最中です。
このような事例はなくなって欲しい、施主さんの不安な気持ちは
今回良く私に伝わり、私の気持ちも熱くなってます。
テレビ放映はまた告知しますが、見た感想等皆様にいただきたいと思います。