「号外3」 現場監督のこと理解できますか?
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
今回はいつもの欠陥事例紹介とは違った内容を
お伝えします。
テーマ「現場監督のこと理解できますか?」
「監督」と言うとどんなイメージがありますか
プロ野球の監督か
映画監督をほとんどの方が想像するでしょう。
しかし、現場監督は名ばかりで華麗な仕事では
ありません。
では現場監督の具体的な役割はわかりますか?
常に現場にいて現場の指揮者というイメージを持つ方が
多いのではないでしょうか。
実際に住宅の現場では
監督さんは掛け持ちで動いています。
ハウスメーカーさんですと
10件以上の現場を同時に持っている監督さんは普通です。
私も大手メーカーにいた頃は15件くらい常に担当してました。
もちろん、現場以外に事務所での仕事もあるので現場に常に
いることは不可能です。そのため、
コンクリート打ちなどの要所に現場に居ないことも
日によりましては当然出てきます。
多くの現場監督の仕事の優先順位ですが
1、現場の段取り(材料、職人)・・工程管理
2、予算どうりの進行・・予算管理
3、品質のチェック・・品質管理
4、現場の安全をチェック・・安全管理
です、掛け持ちでいくつか現場があると
1番の段取りで目一杯になり、あとがおろそかという
か出来ません。
良く、監督がいるのにどうして欠陥に気が付かないと
いう事をお客様から聞きますが、現場の段取りで
頭の中が一杯で、品質を見る気がどこかへ行っている
ため不備な箇所が目に入らないのです。
人間は意識したものや動くもの、目立つものなどしか
見れていません。
現場監督はこういうものだと最初から知っておくと
良いでしょう。
どうしても監督を専任で頼みたい方は
監督の経費を負担すれば可能かも知れません。
ただし、1ヶ月当たり100万円~は必要ではないでしょうか?
私が思う良い監督(お客にとって)
・職人に物がはっきり言える
・お客より社長や上司が大事という会社人間でない
この2つでしょう、あと楽しく工事中を過ごすために
明るくて楽しい人なら言う事ないでしょう。
私は現場を評価する仕事をしていますが
監督の良い悪いも自分の中で勝手に評価しています。
そこで自信をもって言える事は
「良い監督が担当する現場は職人の仕事も良く
検査指摘が少ない」