欠陥住宅事例39
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
『防水テープ施工の不手際』を紹介します。
■今回の事例_____________________
・防水のためのテープを窓廻りに貼っても
上から押さえないために密着せず機能を果たさない。
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写真は少しわかりにくいかもしれませんが、
建物の外装仕上げ材の下は防水紙という防水と透湿の機能を
持った紙を貼ります。
外装材はジョイント部や目地、コーキング部などから
雨が入る可能性があり、防水紙は防水の最後の砦として
非常に重要な役割です。
ただ、防水紙も窓や配管部分は切れてしまうため
その箇所の廻りには防水テープを貼らないとダメです。
写真のようにテープ自体を抑えないと密着しないため
隙間が出来て意味がありません。
職人の手で防水紙とテープを押さえない限り、
そのまま仕上がり一生密着しないままです。
窓廻りは雨漏りしやすい箇所の1つです。
ちょっとの事で被害が大きくなるため
検査でも特に注意する箇所の1つです。
◆対策
外装職人のだけの確認でなく
監督や第三者のチェックが必要。