欠陥住宅事例23
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
今回は「換気扇接続外れ」を紹介します。
■今回の事例___________________
・ユニットバスの換気扇、接続部で外れている
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今回の事例は構造的なものではなくそれ自体たいした事が
なさそうなものですがそのままにしておくと
浴室の湿気が外へ出ずに内部へ排出され
躯体を腐らせたりする恐れがある内容です。
台所の換気扇は外れていれば臭いでわかりますが
浴室は臭いがしないため気が付かず、大量の湿気が
部屋内部へ溜まり木造などはカビ、鉄骨は錆びが
発生します。
特に高気密住宅で壁内通気がない家は躯体が早期に
腐る恐れがあります。
このような事例はユニットバスの天井にある
四角の点検口をあけて踏み台を持ってきて顔を
入れればわかりますが
めったに見る箇所でなくいつまでも
気が付く事がないでしょう。
今回のような例がどのくらいあるのでしょうか?
データは取っていませんが私の経験上
100件に1~2件くらいはあります。
◆対策
やはり完成時にこの部分をのぞいて見るか
最初大丈夫でも生活をはじめて実際に動かして外れる
こともあるので定期的に自分で点検するしかないでしょう。
現在、自分で行なう定期点検マニュアルのようなものを
作っています。できましたら無償でダウンロードできるよう
にしますし、検査依頼のお客様へ入居後時期を見て発送予定
です