長野北部地震
おととい発生した長野北部地震。
発生時、私は名古屋市中区金山のビルの4階に居ました。
揺れが長かったことを覚えています。
白馬村などで多くの家屋が倒壊しました。
この地区は雪が多く降り、屋根が重くなるため多少は頑丈に造ってある。
また地盤も強いようですが、古い建物だけが、直下型の震度6弱には
耐えられなかった。
今月3件の耐震診断を行いました。どの家も昭和40年代に建てられた家。
計算結果で10点をかろうじて安全とすると、2件は1点。1件は、
総2階で筋違がある程度入っていて、耐力がありそうな家でも3点でした。
行政は建築基準法の耐震基準が弱かった責任を、
耐震診断と補強工事の補助金で取ろうとしています。
その費用は合わせて1件当たり100万円弱。(行政によって違います)
この金額の倍以上、自分で費用を出さないと安全にはなりません。
また、床が傾斜していたり、基礎が割れていたり、シロアリがいたりして
きちんとリフォームをすると補強以外にもいろいろお金がかかります。
預貯金が十分あっても、あと何年住むか分からない家に
お金をかけられないのが住民の方たちの考えです。