事例733『柱の寸足らず』

今週から急に寒くなりました。

長野方面へ行く予定があり、
週の初めにスタッドレスタイヤを注文しましたが、
品物が来るのが来週になるようです。

毎年の事ですが、ぎりぎりになって
いつも慌てています。

 
■(1)今回の事例___________

「柱の寸足らず」
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柱短い
◆写真解説

柱が短く、梁に届いていない。
これでは柱へ荷重が伝わらない。

 
◆内容説明

昔の建物ではありません。今年の新築現場の写真です。

柱、梁、合板で壁パネルを構成する、この会社のオリジナル工法。
職人の手加工であっても、これだけの寸足らずは珍しい。

耐力壁も構成しているため、柱、梁が離れていれば
所定の耐力は期待できません。

また、断熱材も空いています。

 

◆対策

瑕疵保険などの検査で指摘を受けず、
完成後の瑕疵検査で弊社が発見しました。

今回の例は、素人でも見れば分かります。
工事中に全体を細かくチェックする。

 

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■(2)編集後記

規模が大きな会社になると「お客さまセンター」
という部署があります。

名前からして、お客さんのための部署に聞こえてしまいますが
クレーム処理専門部署です。
淡々とした対応は機械的で、お客さんが怒ることも珍しくないです。

 

住宅は、完成したらサービスを一切行わない会社がほとんど。
全てのクレームに対しYESと言っていたら、
お金がどれだけあっても足りません。

構造、雨漏り以外は1,2年で保証が切れます。
保証があるうちに不具合を申し出ることが大事です。

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