事例734『通気層が塞がれた』

年末までの予定が、かなり埋まってきました。

車もスタッドレスに履き替えたので、
これでどこへでも行くことができます。

 
■(1)今回の事例____________

「通気層が塞がれた」
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通気層ふさぎ
(外壁を上から撮影)

◆写真解説

ウレタン吹付断熱が外に膨らみ、通気層を塞いでいる。
通気層の機能が低減する。

 
◆内容説明

木造住宅で壁にウレタンなどを吹きつける場合は、
通常、外側の合板などに吹き付けます。

稀にコストカットで合板施工を省くケースがあります。
そうなると、防水紙に直接吹き付けることになります。

ウレタンは膨張力があるため、
写真のように紙を外側へ押します。

通気層が塞がれてしまうとともに
紙がのびて、防水性能が低下する恐れもある。

 
◆対策

この件に関しては業界紙などでも取り上げられています。
合板を施工しない場合、特別な対策を講じるか、
断熱材はグラスウールなどを使う。

 

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■(2)編集後記

欠陥住宅の責任を取っているのは、下請け業者であることが多い。

建築業者、設計事務所など、仕事を直接請けた人が一番強く。
自分たちの監理監督ミスで起きたことでも
下請けに責任を取らせています。

ある現場で大工さんが、ぼやいていました。
「元請けが訴えられた時、その原因になる施工をした業者が
元請けに対し弁済をするという覚書に強制的にサインさせられた。
元請けは何があっても損はしない。下請けだけに責任を取らせる。」

また、違う業者が弊社の検査費用を、お客さんの代わりに払うことになった。
請求書を出したら注文者が届き、注文請書の中に
上記と同じようなことが書いてありました。

 
無責任な会社に、誰も家を頼みたくないでしょう。
下請けを値切り倒すので、会社は儲かっています。
派手な宣伝、派手な事務所、派手な車など見分け方はいろいろです。

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