事例740『釘の不備』

今日は今年初の検査。名古屋から200KM弱の離れている
街へ行ってきました。

いろいろ問題があり、書類を書くのが大変そうです。

 

■(1)今回の事例______________

「釘の不備」
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構造釘

◆写真解説

柱の抜けを防止する金物。
規定より弱い釘が施工されている。

 

◆内容説明

長さ90mmの構造用の釘を使う必要がある個所に
長さ45mmの細い、普通釘が使用されている。

以前、金物メーカーでこの2種類の釘を使い
引抜き実験をしてもらった。
結果は45mmの釘は、90mmの釘の3分の1の
耐力しかなかった。

地震などで柱が抜けてしまうと、建物が倒壊します。

 

◆対策

最近の金物は、ビス留めが多くなり、
ビスがセットで付いてきます。

金物の選定、チェックを行うことが重要です。

 

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■(2)編集後記

昨日、今日あたりの新聞に、日本の家の断熱性能の
低さが書かれていました。

今現在の省エネ基準最高ランクで建てたとしても
たいして省エネでない家が多い。

現在、国の基準に抜け道があり、
うまくそれを利用している業者もいます。

行政も気づいていて、今後の改正などで
抜け道をふさぐようです。

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