事例744『土台の腐朽』
今日は、やや遠方への検査に出かけます。
週末、筋トレをしたら腰を痛めました。
ほぼ治りましたが、長距離移動は腰に響きます。
■(1)今回の事例______________
「土台の腐朽」
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◆写真解説
雨漏りが原因で土台が腐った。
物を支える重要な土台、構造的な影響が大きい。
◆内容説明
外壁からの雨漏りを早期に発見できず、
数年間放置してしまうと、木が腐ります。
近年、高気密化などで、気密シートやウレタンなどが水を止めるため、
部屋内に出てこない雨漏りも増えています。
何か現象が出た時は、躯体の腐朽がかなり進んでいます。
構造体が腐ると、修理が高額になります。
新しい住宅は瑕疵保険がありますが、10年以内でないと
保険も使えません。
◆対策
雨漏りしやすい設計をできるだけ避ける。
防水工事時にチェックを行う。
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■(2)編集後記
工事中などにもめて、最初、業者はやりかえをしますと
言っていたのに、時間が経ち、やりかえを撤回するケースがある。
業者は最初、申し訳ないと思っていても、
時間を置くといろいろ知恵が付きます。
また、業者が下手に出ているからと、要求をエスカレートしてしまうと
業者は加害者意識から被害者意識へとかわります。
もめている内容にもよりますが、早期の判断が重要です。
後々、代理人が入ったり、裁判に発展し、
最初の条件が一番だったと後悔するケースもあります。