事例745『屋根結露』
「界壁施工」というキーワードで検索をかけると
アパート会社の東建コーポレーションの
社員ブログばかり出てきます。
ほぼ独占状態に近いくらい順位を独占しています。
ブログを書いている現場監督さんも大変ですね。
■(1)今回の事例______________
「屋根結露」
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◆写真解説
壁をつたう黒いすじは、屋根の結露水が小屋裏収納に出てきたもの。
屋根断熱で、断熱材の施工が悪いために結露が起きている。
◆内容説明
ロックウールによる屋根断熱。断熱材は野地板に密着して施工。
通気層はない。また、屋根断熱なので小屋裏換気も設けいていない。
水蒸気が小屋裏に集まり、断熱材の隙間から入った水蒸気が
冬場冷たい野地板面で結露を起こす。
◆対策
屋根断熱にする場合は、野地板との間に通気層を設けるか、
表面でしっかり気密を取る。
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■(2)編集後記
一時、仕事が減った住宅メーカなどでも
忙しくなってきているようで、
暇な時に他へ移った職人を呼び戻すのに
苦労しているみたいです。
先日の新聞に、消費税UPの駆け込みを無くすために
毎年1%づつ税率を上げる案が書かれていました。
それはそれで、事業者にとっては面倒過ぎます。
ここの現場は11%、ここは12%。工期が長い現場があれば、
あそこは10%など、税率が複数存在し、余計に混乱が起きるでしょう。
それでも決まった場合は従うしかないですね。