事例748『界壁の施工不備』
今晩は直接の話し合いに参加します。
話し合いに応じるという事は、100%でなくても
ある程度以上、直す意思がある証拠です。
どのような結末になるでしょうか。
■(1)今回の事例______________
「界壁の施工不備」
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◆写真解説
遮音や防火のための界壁。
小屋裏部で未施工(石膏ボード2重張がない)。
◆内容説明
共同住宅の検査で、小屋裏をのぞき発見。
本来は屋根の野地板まで石膏ボードを張り上げないといけない。
注文住宅に比べ、共同住宅や店舗系などは
仕事が粗い傾向にある。
検査を入れれば、何か出てくる可能性が高い。
基準法第三十条 長屋又は共同住宅の各戸の界壁は、小屋裏又は天井裏
に達するものとするほか、その構造を遮音性能(隣接する住戸からの
日常生活に伴い生ずる音を衛生上支障がないように低減するために界壁
に必要とされる性能をいう。)に関して政令で定める技術的基準に適合
するもので、国土交通大臣が定めた構造方法を用いるもの又は国土交通
大臣の認定を受けたものとしなければならない。
◆対策
共同住宅などでも、要所で第三者のチェックを入れる。
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■(2)編集後記
格付け大手ムーディーズが自社の業績を優先させ、格付け基準をゆがめた
というニュース。
民間がやっている以上、こういうことが起きて当然だと思います。
この業界でも工務店の格付けなどを見たことがありますが
私は公平に採点していると思って見たことはありません。
また、表彰風景などの写真を雑誌などで見ると
とても違和感を感じます。
評価はめちゃくちゃではないにしても、上位に位置づけされた会社は
評価会社にそれなりの利益をもたらしていると思います。
工務店の良し悪しを見極めるには、ネット頼みではなく、
いろいろ質問をぶつけたり、現場などへ足を運ぶのが一番です。