事例749『階段、過度の傾斜』
県外の裁判に行って、夕方、名古屋に戻り
欠陥住宅の現場確認と打ち合わせ。
帰りがかなり遅くなったため、更新がぎりぎりになりました。
■(1)今回の事例______________
「階段、過度の傾斜」
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◆写真解説
階段の段板が斜め。
目で見ても、歩いても分かる。
幅1Mの階段であれば、左右で1CMの高低差がある。
◆内容説明
珍しいケースに思えるかもしれませんが、
昨年2件、新築でこの事例があった。
普通、大工なら途中で傾斜に気付くはず。
やり直しが面倒なので、そのまま仕上げてしまった。
これを直すには、階段をやり替えないといけません。
◆対策
引き渡しを受ける前に、階段の傾斜もチェックをする。
新築住宅では、業者が親切にスリッパを用意してくれます。
確認に行ったとき、あえて素足で歩くと、傾斜などの
異変に気付くことがあります。
冬場は素足では寒いので、我々はワークマンで売っている
冬用の室内履きを履いています。
底が柔らかいので、床の不陸などを感じることができます。
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■(2)編集後記
昔、違法建築を主に請け負う業者がいました。
違法の内容は主に、面積や高さオーバー。
意外と仕事の話はあったようですが、
役所に工事ストップを命じられたりして
最後は、倒産したようです。
建築士の処分や、確認申請でのチェックが厳しくなり
最近、違法建築をほとんど見かけなくなりました。