事例754『換気扇ダクトの潰れ』
今日はやや日差しがあり、午後から検査に行った現場では、
建物内より外の方が暖かかったです。
今年も多くの結露の相談を受けました。
気温の上昇と共に結露の相談も減っていきます。
■(1)今回の事例______________
「換気扇ダクトの潰れ」
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◆写真解説
天井裏にて換気扇アルミダクトが押し潰されている。
狭いスペースで作業がやりずらく施工時に潰れた。
排気効率が悪くなる。
◆内容説明
ユニットバス天井裏の写真。
換気扇のダクトの一部が、ユニットバスに干渉。
作業スペースも狭いため、ダクトをつなぐ際に
手でつぶしてしまったと推定する。
普段目につかない箇所なので、
こんな状態で放置されています。
◆対策
仕上がってしまうと設備は見れない箇所が多い。
施工中に設備配管のチェックを行う。
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■(2)編集後記
今朝の新聞で池上彰さんが、説明不足により以前のコラム内で
読者に誤解を与えてしまったことを謝罪していました。
わかりやすい解説で有名な池上さんでも
そんなことがあるんだと思いました。
私の仕事も、いかにわかりやすく内容を伝えるかが大事です。
業者へ指示をする際、向こうもプロだからわかるだろうと
詳細を省略してしまうと伝わってないことがあります。
裁判などの紛争では、難しい言葉を多用し、いかにも専門家が書いた
と思える書類にした方が建築士としてレベルが高く見え、信頼度が
増すかもしれません。しかし、瑕疵の判断に体裁は関係ありません。
関係者にわかりやすく伝えることの方が重要です。
そう言いつつも、まだまだ相手が誤解をしている
ケースが多々あります。