事例755『コンクリートの剥離』
午前中、娘の高校の卒業式に参列してきました。
最後の1年は、担任の先生を困らせることばかりしていた娘。
今日は、最後になってしまいましたが、直接お会いして
お礼を言うことができました。
午前中仕事できなかった分、午後のスケジュールがきつくなり
先ほどまでバタバタしていました。
■(1)今回の事例______________
「コンクリートの剥離」
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◆写真解説
コンク―トの剥離(ポップアウト)。
コンクリート中に膨張物質の粒子が混入し、あちこちの
表層部が円錐状に剥離してしまう。
◆内容説明
日本コンクリート工学会などの資料によると、ポップアウト自体は
コンクリートの表層部分に限って発生する現象であり、コンクリート
全体の力学的性質に及ぼす影響は、通常比較的軽微。美観上及び鋼材
の防食に関する耐久性上で問題となる。
主に骨材に起因するもの、凍結融解作用に起因するもの、膨張材反応物質
の混入に起因するものなどがあり、ポップアウトの立証は困難です。
稀に起きる現象ではありません。
住宅の基礎でこの現象を未だ私は見たことがありません。
鉄筋コンクリート造の建物で数件見た程度です。
◆対策
反応性の鉱物が含まれる骨材や反応性のある添加材を用いる場合には、
ポップアウトなどの悪い前例がないものを選定する。
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■(2)編集後記
一級建築士の製図試験の合格発表で、学校別の合格者数も
公表されていました。
驚いたのは、1位の日本大学の202人がダントツだということ。
2位東京理科大学は132人。3位早稲田大学が90人。
学生数が多いということもありますが、
2位以下を大きく引き離していることを、今年初めて知りました。