事例801『緊結金物の長さ不足』

明日から休みの会社も多いようです。
弊社は明日も現場予定が一杯。

14日から休みの予定です。

 

■(1)今回の事例______________

「緊結金物の長さ不足」
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帯金物

◆写真解説

2×4の壁を緊結する金物が短い。
2階床部は2階壁下から1階壁上までのものを施工する。
写真は1階壁まで金物が届いていない。

 

◆内容説明

通称「帯金物」
壁が浮かないよう、窓などの開口部下に施工するもの。

2×4は釘での接合が主ですが、大きな力がかかる個所には
金物が使われます。

一般的に躯体図(パネル図)に金物の位置、種類が記載される。
規定の箇所以外に建築士が位置を指定する場合もある。

検査の時は図面を見ながら、位置を確認します。

 

◆対策

建築主が構造図をもらえない場合が多い。
第三者による全数検査を行う。

 

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■(2)編集後記

比較的大手である建築会社が施工した家を検査した。
無知丸出しの施工で、耐震、省エネなど契約内容の性能が出ていない。

大手なので、すんなり修理をするかと思えば
瑕疵は一部認めるが、修理は必要ないと回答をしてきた。

修理を認めると他の現場へ波及する。免震偽装の東洋ゴムのように
損害が拡大するのを懸念していると思われる。
業者側は、裁判で負けても、1件だけの損害で済むなら、
負担は軽いと考えているのでしょう。

このところ反論が数件、来ましたが、どれもあほらしい内容ばかり。
逃げることに必死で、真面目に責任を取る気が無い業者ばかりです。

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