事例803『壁開口の放置』
夕方帰国しました。
明日からは通常どおり仕事を行います。
■(1)今回の事例______________
「壁開口の放置」
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◆写真解説
築20年超の鉄筋コンクリート造の建物。
壁の上部にコンクリートが充填されていない。
鉄筋は埃で覆われている。
◆内容説明
普段目線に入らない壁の上部を確認すると
壁に開口があり、鉄筋が露出している。
室内壁で水に濡れないため、鉄筋の腐食はわずか。
この開口は、設備配管を通すためのものだと思われる。
築年数が古く、最初から開口があいていたのか
削られたものなのかは不明。
◆対策
目に見えない箇所は、不備が放置されやすい。
確認可能な範囲は全てチェックする。
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■(2)編集後記
海外で宿泊したホテル、2ヶ所共20階を超える建物。
外観を見ると、ひび割れの多さが目に付く。
また、工事中の現場を見ると梁が小さい。
地震が無い国では、これが普通なのでしょう。
建物の質に関係なく、不動産価格は上昇しているようです。
現地でビルの値段、賃料を調べたところ
名古屋より高いものが結構ありました。