事例806「室内のカビ」
今朝は朝7時半から現場へ入らさせていただきました。
やや早いため、室内から検査を始め外部は後回し。
住宅の現場は、監督が常駐しないため
職人はバラバラに来ます。
一番早かったのはサイディング屋さん
7時ころに現場に入り、音が出ないよう
作業の準備をしていました。
■(1)今回の事例______________
「室内のカビ」
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◆写真解説
マンションの室内に発生したカビ。
原因は大量の水蒸気が天井裏に入り込んでいた。
◆内容説明
マンションは断熱材の厚さを手抜きされやすい、
水蒸気を吸収するものが少ないなど、
もともと結露しやすい。
写真の現場は配管に漏れがあり、水蒸気がPS内から
天井裏まで充満、結露を起こしカビが発生した。
これだけのカビが生えると、胞子を吸い込んでしまい、
健康被害に直結します。
◆対策
部屋内の湿度を常に気にする。
異常を感じれば、専門家に相談をする。
(建築業者で結露のことがわかる人は少ない)
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■(2)編集後記
名刺交換した業者から見解を求められることが稀にある。
「公平な立場で判断して欲しい」と言いながら
正確な情報がない場合が多い。
これでは見解の出しようがない。
ひどい業者は、情報をあまり出さず、見解の希望を伝えてくる。
もちろん、そんな依頼は無視します。
ごまかすことばかり考えていると、不動産業界はいつまで経っても
ブラックなイメージは払拭できません。