事例807「排水管の勾配」
欠陥写真の掲載は、今まで何年も週2回のペースで行ってきました。
欠陥検査だけでも月平均4件、その他の検査も合わせると
週2回では写真がたまっていきます。
9月から火、金以外でも時間に余裕があれば
掲載していく予定です。
(今日は時間に余裕はあまりないですが、掲載しました)
■(1)今回の事例______________
「排水管の勾配」
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◆写真解説
排水管の勾配が取れていない。
配管は床下や土の中に隠れるため、職人が細かいことを気にしない。
◆内容説明
写真はわかりやすくするため、OKである写真を載せました。
このように水平器を使って、勾配を確認します。
水道職人は、あとで勾配を確認されるとは思っていないため
検査に入ると、勾配が水平や逆勾配であることが多い。
配管径100mmであれば1mで1cm
配管径65mm以下では1mで2cmの高低差が必要。
高さが限られる床下ではほとんど基準が守られていない。
指摘をすると、直すのが面倒なため
いろいろ言い訳をするケースが多い。
キッチンなどは配管径が50mmと小さいため
配管距離が長く、勾配が緩いとつまりやすい。
◆対策
現場監督もほとんど配管の勾配はチェックしない。
隠蔽される前に水平器で勾配をチェックする。
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■(2)編集後記
不動産業界には常識が通用しない経営者が、わずかですが存在する。
まともに話ができないため、ある意味、今の暴力団よりたちが悪い。
よくそんな非常識で世の中生きていけるんだと
関心されられます。
無法者でもやっていける環境が、現状あります。
契約するときは、見分けがつかないため、騙されてしまう。
悪徳業者の公開をサポートしている方を知っています。
その方自身も被害者。
無法者が業界から居なくなるには、彼らの活動も必要だと思います。