事例812「キッチンダクトの穴」
天気予報を見ていると明日からは雨続き。
最近、雨が多いため、雨漏り検査依頼が増えています。
すぐ来てほしいと依頼を受けても、
やや待っていただいている状態です。
■(1)今回の事例______________
「キッチンダクトの穴」
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◆写真解説
キッチンアルミダクトの穴。施工時に傷ついて穴があいた。
ここから排気が漏れ、天井裏で結露が起きた。
◆内容説明
結露が起きる原因を解明するため
天井の一部をめくり、天井裏を確認したときに発見。
デジタルで感度の良い湿度計を使い、
換気扇をON、OFFして湿度の変化を測定。
ダクトに穴があいていることを確信、場所を特定しました。
アルミ製のダクトは、簡単に穴があいてしまう。
穴があいても、天井裏などに隠れてしまえば
あとから見つけることは困難。
水蒸気や油、臭気などが天井裏などにこもってしまう。
◆対策
アルミ製ダクトは不燃材であっても耐火性能が低い。
今回の現場は、グラスウールによる防火被覆があるが、
鋼製のダクトを使用すれば、被覆も要らないし
穴があくことも防げる。
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■(2)編集後記
自宅のユニットバスのお湯の出が、このところ不安定。
埋め込み式で、交換は容易ではないため
メーカーに問い合わせした。
返ってきた内容が、適合部品と取り換えのマニュアルの紹介。
ちょっとした部品交換は、出張費が高くなるため
自分で交換することを勧めているようです。
なかなか親切だと思いました。メーカーはINAX。