事例814「地下水侵入」
特殊な調査依頼が数件ありました。
ホームページに記載している値段に該当しないため
検討して見積もりを出さないといけません。
建物まで特殊な場合は、現地下見の必要性も出てきます。
■(1)今回の事例______________
「地下水侵入」
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◆写真解説
住宅の基礎の打継部から水が出てくる。場所は建物の中央付近。
基礎下の水が鉄筋かジャンカを通じ侵入。
◆内容説明
当初、配管の水漏れや外部からの雨水の侵入を疑い
業者が何度か点検をしたが異常なし。
建物中央部から出ていることと、地下水位が高いことから
基礎下の水であると判断した。
ジャンカなどの隙間やひび割れ、鉄筋を地面に刺していたりすると
入る可能性が高い。
冬場など、水位が低い時に施工すると予見が難しい。
床下に水分があると、カビなどの原因になる。
◆対策
住宅の土地調査の際、地下水について注意をすることは稀。
傾斜地や平坦地でも水位が高い土地では
地下水の影響の有無を計画時に考える。
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■(2)編集後記
不動産業界は扱う金額が大きいためか、
金銭を騙し取られても、本人が気づいていないケースがある。
戸建ても危ないですが、もっと大きな金額になるビル、マンションが危ない。
大きな金額が動くときは、相見積もりを取るなど
価格調査をしたほうが賢明です。