事例815「ひどいジャンカ」
朝一番の飛行機で現場入り。
道具が満載のスーツケース。
重量オーバーで「HEAVY」のステッカーを貼られましたが、
追加料金はサービスしてくれました。
■(1)今回の事例______________
「ひどいジャンカ」
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◆写真解説
かなり程度の悪いジャンカ。断面欠損など構造的な影響が大きい。
素人がコンクリートを打設したと思われる。
◆内容説明
どこの現場でも小さなジャンカは出てしまうが、
ここまでひどいジャンカは、めったにあるものではない。
構造的な影響も大きく補修だけ済ますのは危ない。
名古屋駅などビルの建設ラッシュ。職人不足のため
素人同然のメンバーしか集められなかった疑いがある。
コンクリートを打設する際、鉄筋が障害になり空洞が出やすい。
そのため、バイブレーターの使用や型枠を叩くなどして
空洞を無くす必要があります。
作業は型枠で内部が見えないため、職人の腕が重要です。
◆対策
型枠を外したあと、隠蔽される前に打ち上がりをチェックする。
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■(2)編集後記
最近遠方の検査は朝出て、午後からと次の日の2日間で検査し、
2日目の最終便で帰ります。
1日だけで検査を行うと、最終便に間に合わず前泊含め2泊になります。
気持ち的、時間的、経費的にも2日にまたぐ検査が良いです。