事例822「コンクリート内部の濡れ」
今朝は4時半に起きて現場へ。
さすがにこの時間になると疲労感が出てきます。
今日は早めに仕事を切り上げます。
■(1)今回の事例______________
「コンクリート内部の濡れ」
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◆写真解説
コンクリート内部の水分を機械で探査。
非破壊で雨漏り位置を特定する。
◆内容説明
モルタルやコンクリート外壁の雨漏りは
内部の水の経路が分かりにくく、
原因の特定が困難な場合がある。
そんな時は、赤外線サーモグラフィーカメラや
コンクリートの水分計で位置が分かることがある。
写真は内部の水分をとらえたところ。
表面は全く濡れていないが、センサーはウエットMAXの表示。
◆対策
雨漏りの症状が出たときは
早めに雨漏りの原因調査を行う。
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■(2)編集後記
瑕疵検査の報告書に対する相手弁護士からの反論で
お決まりで出てくるのは、
「フラット35の融資を受けていないので
フラット仕様書に違反しても瑕疵ではない」
建築基準法や政令には細かな施工基準まで書かれていません。
そのため一般に使用している技術基準としてフラット仕様書などを
もとに検査をします。
また大手、中堅ハウスメーカーはフラット仕様書をもとに
社内基準を決めている会社が多いです。
フラット35の融資は高級住宅向けではありません。
条件によっては銀行ローンより借りやすい。
建売でフラット35に適合させている物件も多く
仕様を守ることでコストが上がるものではない。
「フラット35の融資を受けていないので
フラット仕様書に違反しても瑕疵ではない」というのは
単なる言い逃れです。
このような現状があるため、契約する相手によっては
フラット35の融資を受けることをお勧めします。