事例825「水漏れによる床合板の濡れ」
今日は原稿の締め切り日。
夕方現場から帰り、いろいろ用事を済ませ、
今から集中し、最終チェックなどを行い提出します。
毎月原稿を出し終わるとホッとしますが
悪徳業者が造った欠陥住宅の鑑定書類の締め切りが
数日後に迫っています。
■(1)今回の事例______________
「水漏れによる床合板の濡れ」
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◆写真解説
水漏れした現場。タイル下にある合板の濡れを測定。
濡れている箇所だけタイルをめくり修理をする。
◆内容説明
給水管の水漏れにより床が濡れた。
タイルが水の蒸発を妨げ、合板にカビが生えたり
腐ったりする恐れがある。
無駄にタイルをめくりたくないため、
どこまで濡れているか機械で計測をした。
昔に比べ、水漏れは減っている感じはありますが、
完全には無くなっていない。
◆対策
ある大手メーカーは、完成検査で長時間
水や湯を出し放しにして、水漏れを確認しています。
水がもったいないと思いますが、必要な作業だと思います。
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■(2)編集後記
新築建売住宅の検査に行ってきました。
見た目はきれいに出来ている。
下請け建築士が書いた図面もきちんとしている。
さらに役員さんが
「NPO △△・・の〇〇さんが、過去3回ほど検査に入った。
うちはきちんとしている」と2回も言った。
指摘はあまり出ないかと思い、検査を始めたところ、
構造、防火、耐久性、断熱などの瑕疵を発見。
「NPO △△」と違い、業者にとって嫌な検査会社だと
認識されたでしょう。
見た目や売り文句に騙されてはいけません。