事例830「ビスピッチが広い」
シルバーウイークは結局1日も休みなしでした。
明日は早朝出発、早めに仕事を切り上げます。
■(1)今回の事例______________
「ビスピッチが広い」
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◆写真解説
2×4の石膏ボード耐力壁。規定のビスピッチは100㎜。
磁石でクロスの上から位置を調べると150㎜ピッチでした。
◆内容説明
石膏ボードのビスピッチで規定があるのは
2×4の耐力壁以外に、在来工法の準耐力壁、
省令準耐火構造など。
規定通りでないと所定の防耐火、強度が出ない。
内壁は磁石で容易に位置を調べることができる。
外壁側は、仕上がると確認は難しい。
◆対策
完成してから不備が発覚すると
クロスをめくってやり替かえないといけない。
施工前に職人へビスピッチを伝える。
仕上げる前に確認する。
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■(2)編集後記
分譲住宅の完成検査で大きな瑕疵を指摘し、
その後契約解除に至るケースが年に何回かある。
売主側が契約解除後、瑕疵を直しているか
とても気になります。
費用面を考えますと、直さず売っている可能性が高い。
また、失敗を次に生かさず、同じミスを繰り返している可能性も高い。
昨日検査した分譲住宅、弊社のデータでは大きなミスが出る確率が低い会社。
検査の結果、やはり大きなミスはありませんでした。
設計、現場管理者が法規を熟知していれば、大きなミスは起きにくい。