事例835「鉄筋露出」
新たな裁判相手の弁護士から
瑕疵検査の内容についての反論が来た。
依頼者側を救済するのが弁護士の仕事だから
我々に対しケチをつけることは承知の上です。
ただ、品がない反論が多いので
私たちの仕事をやろうとする若手建築士がおりません。
■(1)今回の事例______________
「鉄筋露出」
_______________________
◆写真解説
バルコニー下の水切りのための溝部分、鉄筋のかぶりがない。
このままコンクリートを打つと鉄筋が露出する。
◆内容説明
鉄筋コンクリート造の建物。
バルコニー床の裏側の先端部、壁からの水が床裏を伝わないよう
溝が切ってある。
この溝の深さを想定せずに鉄筋を組んでいる。
露出を放置し、鉄筋の錆が進行すれば、
コンクリートが割れる恐れがある。
◆対策
配筋検査の時によく見れば、確認できる事項。
==============================
■(2)編集後記
TV局から住宅詐欺事件をミニドラマ化したいと
協力依頼の電話があった。
ニュース番組では業者の反発が強く
近年はTV局が報道に消極的であった。
ドラマ仕立てならTV局も怖がらずに放送できるようです。
対象になるのは詐欺事件。
チンピラ、無法者が関わるものなど紹介したいです。
詐欺業者の実名が出ないのが残念ですが、
全国放送のゴールデンタイムに放送されるため
詐欺業者のひどい手口を多くの方に知っていただけると思います。
実際にドラマ化出来た時は紹介いたします。