事例870「壁の断熱欠損」
「とくダネ」が取材に入った家は計3件。
1件目は3日、2件目が今日放送されました。
残る1件はお蔵入りしそうです。
事例としては相当悪いのですが、業者も弁護士も悪い。
撮影できる個所が限られてしまったが原因です。
■(1)今回の事例______________
「壁の断熱欠損」
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◆写真解説
壁上部、断熱材の隙間。
グラスウールが梁下まで届いていない。
日が当たっている壁面、断熱材がない箇所は
内側の壁の温度が高い。
◆内容説明
赤外線サーモグラフィーカメラ画像。
建売住宅の完成検査で室内外を撮影、
壁の隙間を発見した。
下に写っているのは、24H換気の吸気口。
◆対策
室内側に張る防湿シートによって
目視確認では、断熱材が見えにくいことがある。
あやしい箇所は手で触るなどする。
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■(2)編集後記
今日のとくダネで私のあとに紹介されていた
マンションの事件。
図面が2つあることを取り上げてられていた。
マンションの内覧立ち合いで、図面との不整合を指摘することがある。
この前も防音施工の不整合を指摘したところ、
施工会社の担当者が事務所に図面を取りに行き、
こっちが新しい図面で、図面どおりですと言ってきた。
コストダウンなどの目的から工事中に変更することがある。
この現場も変更点が多いため、図面は見るだけ、
コピーや写真を撮ってはいけないと言われた。
購入者に対し、図面開示できない。
隠していることが多いのでしょう。