事例874「腐った柱」
慌ただしい1日でした。
それでも予定通り仕事が終わり、
少し気が楽になりました。
■(1)今回の事例______________
「腐った柱」
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◆写真解説
一部が腐って軟らかい柱。不良材料が混じった。
新築の工事中検査で発見。
◆内容説明
表面が腐朽し、軟らかくなった柱が数本納入された。
含水率を測ると一部は20%を超えている。
また、表面にカビが生えているものもあった。
乾燥材として納入されているはずの材料。
プレカット工場での検査がいい加減である。
新築でこの柱を使われ、怒らない施主はいないでしょう。
建築基準法に抵触する可能性もある。
建築基準法施行令第41条
構造耐力上主要な部分に使用する木材の品質は、節、腐れ、繊維の傾斜、
丸身等による耐力上の欠点がないものでなければならない。
◆対策
現場で検品をし、不良品は交換させる。
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■(2)編集後記
今日新築検査に行った現場はひどかった。
瑕疵保険や社内検査のあとであるにも関わらず
施工ミス、未施工がたくさん。
現場は汚く、慌てて仕事をしている感じを受けました。
横浜のマンション傾斜事件同様、工期、コストが優先されると
品質がいい加減になる。