事例885「断熱材未施工」
先週の金曜日は12月としては異常な暖かさでした。
冬に暖かく湿った空気が入ると、
躯体が冷えている分、結露を起こしやすい。
外部に接する面で、結露が起きた家も多いのではないでしょうか。
■(1)今回の事例______________
「断熱材未施工」
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◆写真解説
マンションの外部に面する梁。
石膏ボードをめくったら、断熱材が未施工だった。
◆内容説明
雨漏りがしたため、修理工事で石膏ボードをめくったところ
断熱材が未施工だった。
梁の断熱材の厚さを考慮せず、窓を付けたため
断熱材が施工できなくなり、未施工のまま仕上げた。
部屋の使用状況によっては結露が起きる。
◆対策
完成してしまうと断熱材の有無は分かりにくい。
工事中に確認できると良いが、マンションの場合は難しい。
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■(2)編集後記
このところ分譲住宅の完成検査が多いです。
大手の施工であれば、それほど大きな指摘は出ませんが、
地元の小さな会社が施工した物件ですと
基準法違反などを指摘することが多いです。
基準法違反の修理を拒むと、行政告発などを行います。
これに懲りた業者は、次から弊社が検査に入ることをNGにするケースが多い。