事例899「基礎、異物混入」
今日は弁護士との打ち合わせなどで
帰りが遅くなりそうです。
久しぶりに午前中の投稿です。
■(1)今回の事例______________
「基礎、異物混入」
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◆写真解説
ベタ基礎立ち上がりの下、打継部に金物が混入。
金物ではなく木片などが混入することもある。
◆内容説明
型枠作業時に金物が型枠内に落ちて
そのままコンクリートを打ってしまった。
写真は床下に潜って撮影したもの。
工事中に基礎屋、監督が気づいていない。
今回、薄い金物であることから、強度的な影響はないと思われる。
ただし、コンクリートを打つ前にきちんと打継面の確認を
していない証拠で、管理ミスを責めれれる場合がある。
ハウスメーカー時代、基礎屋が型枠内に拳ほどの大きさの石を入れたのを
施主さんが見ていて、あとから基礎を壊したことがある。
◆対策
打継面に落ち葉がたくさん落ちていたり、
木片やごみなどが落ちていることもある。
打設前に型枠内を確認する。
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■(2)編集後記
最近、完成1回だけの検査依頼が増えています。
指摘が出る傾向として
・大手の会社(地元での大手含め)は軽微な指摘か、うっかりミス、
図面ミスなど。
・名前をあまり聞いたことがない会社は、重大な違反含め
数多く指摘が出ることが多い。
大手は仕様のパターンを決め、基準を調べ図面化している。
規格を外れなければ、ミスは起きにくい。
小さな会社は、設計や施工を丸投げか、任せっきりにして
しまうため、ミスが起きやすい。
あくまで弊社の統計なので、
小さくてもきちんとしている会社は数多くある。