事例901「断熱欠損」
日経BP社の「日経ホームビルダー」へ記事を書いて
1年経過しました。
毎月、締め切り近くなると気が焦ります。
(明日が原稿の締め切り)
時々「ケンプラッツ(日経BP社建築関連のネット版)」に
期間限定で記事が無料公開されています。
ネタが無くなるまで、続く予定です。
■(1)今回の事例______________
「断熱欠損」
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◆写真解説
1階外壁と2階床が交わる個所(オーバーハング部)。
躯体に隙間があいているため、ウレタンが施工できない。
大きな断熱欠損。
◆内容説明
1階外壁より2階床が飛び出している部分。
外壁上に隙間があり、そこを埋めずにウレタンを施工したため
空間が出来てしまった。
断熱材の職人は、そればかり仕事をしていると
断熱材に詳しくなるはず。
これを施工した職人は、経験が浅いかもしれません。
◆対策
断熱材で家がすっぽり覆われているか
断熱材施工後にチェックをする。
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■(2)編集後記
責任逃れをする業者をどう追い詰めるか。
最近、そんなことばかり頼まれます。
裁判所がおかしいものはおかしいと判断してくれれば
こんなことをしなくて済みます。
この前、2審から受けた事件の1審の判決を読みました。
ほとんどすべての瑕疵や証拠が否定され、その理由も
よくわからないものばかりでした。
こんな状況を見ていると、業者選びや引き渡しまでの予防が
重要だと思います。