事例904「基礎水平不良」
夕方は新幹線で帰る弁護士の予定に合わせ
名駅まで打ち合わせに出向きます。
昨日までに比べると今日は暖かいので
電車移動も苦になりません。
■(1)今回の事例______________
「基礎水平不良」
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◆写真解説
基礎天端が水平でない。人通口の右左で1CMの差。
このまま躯体を組むと床や壁にひずみが出る。
◆内容説明
コンクリートを打つ前に、高さの目印を各所にセットする。
その目印がセットしたあとに動いてしまい、
そのまま仕上げてしまった。
人通口幅600mm程度の距離で1CMの高低差は大きい。
せめて2,3mmが許容範囲。
この会社は基礎完成時に水平の確認を行っていない。
検査で指摘をしなかったら、土台施工が中断していたでしょう。
修理は高い部分のコンクリートを削る。
◆対策
目視ではなかなか分かりにくい。
基礎完成時に水平精度を確認する。
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■(2)編集後記
福岡県で水道管がたくさん凍結し破裂。
断水が続いているようです。
マイナス4℃が凍結の目安だそうです。
配管の凍結防止対策は地域で違います。
名古屋では外部に露出する配管は保温をしますが
基礎内(床下)の配管はそのままが多いです。
異常気象を考えますと、今後土の中に埋める配管の深さなども
多少安全側に施工する必要があるかもしれません。