住宅の構造計算ミス
過去に起きたマンション偽装事件。
構造計算の偽装を役所などが見抜けなかった。
現在は法が改正され、高さ20mを超える鉄筋コンクリート造の建築物など
一定規模以上の建築物については、構造計算適合性判定があり
間違いがないかチェックをされている。
それ以外、3階建て住宅などは今でも適合性判定がないため、
偽装や間違いが頻発している。
先月、瑕疵検査を実施した木造3階建て。
荷重設定のミスや構造計算書と構造図、現場の不整合が多いため、
依頼者に追加費用を頂き、再計算を行った。
結果は予想どおり、いろいろNGが出てきた。
このような例は珍しくない。2階建ての耐震等級の計算や
壁量計算などもよく間違っている。
確認申請でミスを見つけないため、
計算が間違っている住宅が多数存在していると思われる。