事例914「土留めブロックの沈下」
このところ週に1,2回は遠方へ出かけています。
今日は朝9時に事務所を出て、300KM超先の現場に4時間。
新幹線を使ったため、夜9時には事務所に戻りました。
毎日スケジュールが混んでいるため、遠方へ出かけても
よほどのことがない限り、日帰りです。
■(1)今回の事例______________
「土留めブロックの沈下」
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◆写真解説
土留めブロックの沈下。
軟弱地盤の上に何の対策もなく、基礎を造ってブロックを積み、
自重で沈下した。
◆内容説明
建物下以外の地盤は気にせず、土留めなどを施工するケースが多い。
写真は、最大15mmほどの沈下で軽微ではあるが、
沈下の事実を知ってしまうと気になる。
また、沈下の影響でブロックに3ケ所ほどひび割れが発生している。
修理はやり替えになるため、施工不備であっても
業者が拒むケースが多い。
◆対策
外構業者に地盤補強の確認を行う。
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■(2)編集後記
横浜の傾斜したマンション。建て替えが決定したようです。
そこまで業者を動かしたのは、マスコミの力だと思います。
マンションの規模や施工会社(三井住友建設、旭化成建材)も大きく
叩きやすかったと思います。
これが戸建てになると難しい。
マンションと違い単独ですし、
大手ハウスメーカーは有力なスポンサーであるため、
ほとんどのマスコミは報道しない。
昨年もTV局から取材を受けた際、
Tホームの事件があると紹介しましたが、当然NGでした。