事例932「人通口部、鉄筋露出」
今日も1日、書類作成に没頭。
1日事務所にいるときは、
集中力を欠かないように、いろいろ工夫します。
予定どおり仕事は片付いています。
■(1)今回の事例______________
「人通口部、鉄筋露出」
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◆写真解説
基礎スラブ、人通口開口部、鉄筋の断面が露出。
かぶり不足で基礎の耐久性に影響する。
◆内容説明
基礎立ち上がり部の人が通るための開口。
鉄筋組時に開口をあけずに施工、
スラブコンクリートを打設したあとに鉄筋を切断した。
職人はこの方法でも問題ないと思ってやっている。
よく見る事例であり、配筋検査で指摘されないのか?
◆対策
人通口の縦筋は、スラブコンクリート打設前に切っておく。
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■(2)編集後記
3年くらい前に欠陥の処理に入った工務店。
その時、工務部長は、今後はミスを犯さないように
社内検査や現場の管理体制を強化すると言っていた。
その工務店の現場に新築検査に入った。
現場監督は工事課長が担当。
忙しいのか、毎回、検査に立ち会わない。
職人に聞くと、ほとんど現場に来ない。
指摘を出しても是正をしない。
完全に現場監督が不在な状態。
経営陣がいくら良くしようとしても
社員のやる気がないようです。
こんな調子では、いい家は建ちません。
今後、この工務店を検討している人がいたら
やめた方が良いと勧めます。