新しい家も倒壊・全壊
建築学会が昨日発表した熊本県益城町を対象にした調査の速報値。
2000年以降に建った住宅のうち、倒壊・全壊したものは10~17棟。
全体数が分からないが、町の規模からすると、かなりの確率になるかもしれない。
阪神淡路大震災後の2000年に木造住宅の構造に関する基準が強化されている。
この基準を守れば大地震が来ても倒壊・全壊まではしないと思われていたが
実際に大きな被害が出てしまった。
法改正から数年間は、現場への認知が低く、規定通りでない現場が多かった。
私の記憶では2010年ころまで構造金物が正しく施工されていない家が多かった。
倒壊・全壊の原因が欠陥によるものか、今後情報が出てくるであろう。
その結果によっては、構造の基準が厳しくなる可能性がある。
また、熊本県では耐震等級2の家も倒壊したようです。
これらの情報を入手し、今後のアドバイスなどに生かそうと思います。